その場で読み上げるのでなければ、発表原稿の作成自体は問題ありません。ただし、公式ルールでは、以下の通り「できるだけライブ感をもって発表する」という文言が盛り込まれています。
1.順番に一人5分でカウントダウンタイマーをまわしながら本を紹介する.
a.5分が過ぎた時点でタイムアップとし発表を終了する.
b.原則レジュメやプレゼン資料の配布等はせず,できるだけライブ感をもって発表する.
なので、たとえ自然に見えるように完璧に発表を仕上げたとしても、ライブ要素のまったく無い発表は不適当かもしれません。
公式ルールがこうなっているのは、ビブリオバトルが聞き手も含めた参加型ゲームだからです。練り上げられた完璧な発表には、聞き手の出番はありません。たとえ不完全でも聞き手に向かってライブ感を持って話した内容は、質問やビブリオバトル終了後の会話を賑やかにしてくれます。なので、重要なのは発表練習の有無よりも、その場にライブ性やコミュニケーションをもたらしてくれるような発表になっているか否かだと思います。
完全にライブで発表することができる人というのは少ないかと思います。なので、まったく練習するなとはいえないかと思いますが、練習しても聞き手の顔をみながら、時には話す内容を変えるような柔軟さを持つことがビブリオバトラーとして望ましいプレイスタイルかなと思います。