O26:大規模なイベント型で、全員のディスカッション参加が難しい場合、投票は全員で、質問できる人は限定、という形で行っても大丈夫でしょうか?

A26-1.
結論から先に申し上げると、質問できる人を限定することは好ましくないと思います。

公式ルールではディスカッションタイムは2分〜3分と定められています。この時間内にディスカッション(質疑応答)に参加できるのは、多くても6名程度でしょう。それ以上の参加者がいる場合、全員がディスカッションに参加することは、確かに困難です。

だからといって質問できる人を「限定」すること(質問する権利を予め一部の人だけに付与すること)は、他の参加者の「その本について十分に知る権利」を制限することにつながるので、好ましくないと私は思います。

参加者が多くなっても、全員がディスカッションに参加できるようにするには、イベント型ではなく、ワークショップ型(少人数のグループを複数作って、同時進行するスタイル)で実施することをおススメします。

1グループあたり3名〜4名にすれば、時間的にも雰囲気的にも、無理なく全員がディスカッションに参加できるのではないでしょうか(もちろん、参加者には質問しない自由もあります)。

ワークショップ型ビブリオバトルの実施にあたって、ネット上で無料で入手できるツールには「ワークショップ型ビブリオバトル・ツールボックス」などがあります。

by 安部尚登










A26-2.
参加人数に関わらず,質問したい人が全員質問できるとは限りません。会場設営上の理由であれば,対応策は色々考えられると思いますので(マイクを持って走り回る,質問者に前に出てきてもらう,等),ディスカッションも全員参加を前提でゲームを進めましょう。

また,ゲーム終了後に参加者同士が気軽に話をできる場を設けておくと,ゲーム内では出来なかった話でさらに盛り上がり,交流も深まるのでおすすめです。

by 海川由美子





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